農

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2015年の春から新潟県十日町市に引っ越し、無農薬の米作りの勉強を始めました。秋には無事に収穫でき、生まれて初めて自分で作った米を食べました。安心感も違うし、なにより味がうまい!!

食の安全が叫ばれる昨今ですが、いくら企業に「安全に気をつけろ!」言ったところで企業が言うことを聞いてくれなければ、結局売られているものを買って食うしかない。だいたい悪い事が判明するのは食っちゃった後だったりします。そういう状況がどうにも情けなくて、ずいぶん前から田舎に引っ越して、自分の食うものはなるべく自分で作れるようになりたい、と思っていました。ようやく夢が叶い始めた感じです。

よく人は「食うために働く」と言いますが、私は東京に住んでいたころは派遣でオフィスワークをしておりました。食うために、1日パソコンの前に座り、自分の人生と全く関係ないデータを打ち込んだり、全く興味のない資料の翻訳をする日々。嫌だけど食うためには仕方がない。

しかし、あるとき気づきました。「食うために働く」のだとすれば、一番直接的なのは「食うものを作ること」でしょーもん、と。それが人の基本やろうもん、と。「食うために僕は今このエクセルシートを期限までに仕上げないといけないんですぅぅうう!」とか、江戸時代の人に言ったらアホかと思われますよ、絶対。

まぁもちろん農作業以外にも現代には本当に必要な仕事もたくさんあるので、一概に言えませんが。でも、少なくとも私がやっていた仕事は空しさを感じるものでした。派遣だし。

農作業では自分のやっていることに疑問を持ったりしません。必要なことしかしないし、それは実際に必要なことなので、「一体自分は何をやってるんだろう」みたいな空しさは皆無です。

体力使いますが、自然の中での作業は気持ち良いです。

TPPのせいで遺伝子組換え作物が大量に入ってくるかもしれません。格差がどんどん広がっている世の中、庶民が口にできるのは、そういった農薬使いまくりの安い野菜やお肉ばかりになりそうです。

また、今の野菜はF1と呼ばれる一代限りの野菜ばかりです。実がなっても、そこから種を取れないので、永遠に種苗会社から種を買い続けなければなりません。奴隷状態です。さらにそこにも遺伝子組み換えが絡んできていて、種の特許とか取ったりしてるんで、たとえ種が取れたとしても、それを植えて作物を育てると犯罪と見なされます。

自然界で勝手に生えてきた遺伝子組み換え作物を育てても、犯罪になるそうです。

どうしてF1野菜が作られるようになったのか。それは第一にF1だと揃いがよくて収量も多いから。同じ形に揃っていると1個いくらと値段をつけて売りやすい。しかも消費者も形のいいものを好む。それだけです。たったそれだけのために、我々は自分たちの安全や自由を売り渡してしまってるんです。売り渡してるっていうか、それをお金出して買ってるっていう。

もうはっきり言って、世の中むちゃくちゃです。

そういう中で、遺伝子組み換えを避けて安全なものを食べたければ、そういう高価な野菜を買える金持ちを目指しましょう、それができない負け組は黙って食え、というのはどう考えてもアホではないでしょうか。そんな世の中の、どこがいい世の中でしょうか。全然問題の解決になっとらん。

今我々がやるべきことは、一度人間の「基本の仕事」に立ち戻ることではないでしょうか。全員がやらなくてもいいけど、やってる人間が今少なすぎる。

そんなことを考えて、私は農業を始めることにしました。農業というか、農的生活ですね。

今の所の目標は、自分たちが食べられる分を作る、ということですが、おいおい人に売れるくらい作れるようになるかもしれません。

イナカレッジというNPOがあって、1年目はそこで研修生という形で入らせてもらいました。おかげで米作りのど素人が、教えてもらいながら1年目で無事に米を収穫できました。
本当にいいプログラムなので、田舎暮らしを考えている人はチェックしてみてください。
https://inacollege.jp

ペーペーで知らないことの方が圧倒的に多いですが、都会から田舎へ移住を考えている人の相談にのったり、アドバイスくらいならできると思います。

逆に、「こういうのを知っているか」などもあると思います。色々と教えていただきたいです。

メールまたはお電話にてご連絡ください。よろしくお願いします。

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